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   >天網恢恢

天網恢恢

戦争の本質は「パンよこせ」という事は以前ご紹介したが、これは国家間・階級階層間の緊張が極限に達した時に起こりうる最終段階。
その直前まで起きうる事態、それが国内法に抵触する「犯罪行為」である。

クーデターや革命によって起こされた旧体制に定められた重罪行為「反逆罪」は新体制によってその行為は無効となる事が古今東西の常である。

さて、みなさんも年に数回みた事があるであろう「食い逃げ」「おにぎり万引き」という直接的な行動から、それらを得る+可処分所得を得る方法としての「詐欺」「ひったくり」「強盗」「車上荒らし」「空き巣」最近では「農畜産泥棒」
彼らは決して元凶たる対象、国内外・政財官問わず「要人」へその矛先は向かわない。
なぜか?

考えが至らないという点もあるが、至ったとしても警備・警戒が厳重の為実行が不可能であるためとも言える。
ゆえにテロも対象が世界的にそういった「ハードターゲット」から「ソフトターゲット」つまり、警備皆無、無警戒、事前対策ができていない対象に移ってきた。
そして要人暗殺という行為はテロ・義挙と立場により賛否両論分かれる事に対し、ソフトターゲットに対する行為は無差別テロと烙印され大義を喪失するという側面を持つ。
ゆえに、赤報隊事件の教訓からか、新聞に変わりマスコミの主流となったテレビ局は、本社はテーマパーク・商業施設化しあらゆる国民・市民を来客させ、そこでの行為を否応なしに無差別テロ化させるといった方法を取っている。
つまり民衆を人質にとっていると同然といえよう。
このように司法・立法・行政と並び第四の権力となったマスコミ・広告代理店など、権勢に奢る体制というものは、保身・保全の反省材料だけは的確に対処する。

中共を例に挙げても、彼らはアヘン戦争を発端に国が滅んだという清朝の例を教訓に現在でも「麻薬犯罪は死刑」で臨み、西暦184年の黄巾の乱から1851年太平天国の乱まで、王朝滅亡の大きな要因の1つが窮民と宗教の融合による大規模蜂起である事を痛感している為、煽動力のある団体の存在を認めず排斥しているのである。
だが現在の中共、強大な国民統制と潤沢な資金により、大規模反乱・暴動は今のところは抑止できているが、その力に翳りが見えた時は4000年の歴史の定番が展開されることであろう。

パンのついでにサーカスも与えよ。
という政策がいわゆる3S政策であり、マスメディア・広告代理店が権力を入手した事由である。

しかしながら、パンを与える行為=無秩序な福祉とは、あくまでも国家に余力が十分にある場合可能であり、この政策を初めて史上初めて取り入れたローマ帝国はこの政策によって、無限に領土拡大を行わざるを得なくなり、そのために当時蛮族としてきたゲルマン人を兵士として重用せざるを得なくなった末、彼らに攻め滅ぼされた。
現代のローマ帝国たるアメリカはどうであろうか?

建国以前から10年間戦争していない期間は無いという国である。これのどこが平和だといえようか。


そしてわが国はどうであろうか?
外国にましてや敵性国家に軍隊ではないにせよ、主幹産業の工場移転、技術流出などパンを与えるための金策も末期症状を来した挙句、いよいよパンを与える事に暗雲が立ちこめ、サーカスの弊害のみが人心を蝕んでしまった。
ましてや支那肺炎によって加速してしまった情勢下、一線を越える直前まで「飯食い目的」の犯罪が多発する世の中になってしまうことは明白。
一刻も早い社会体制の維新変革を行わなくてはならない。
そのための行動は体制に対する反逆であろうか?
否!反正である!  それこそが第四の維新と言える。

 

 

令和3年 9/03

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