top of page
   >天網恢恢

天網恢恢

赤い貴族と白い乞食
アカといえば共産主義を示す色なのは有名である。
一方「白」とは何か?
国家権力・体制を指し「白色テロ」とはフランス革命最中の反革命テロを発端に、テルミドールによるジャコバン派の粛正以後はもっぱら政権を握った者が行う「合法的」テロ・弾圧行為を指す。
1934年以降ナチス政権が国内で行った行為の数々はまさしくそれといえ、戦後マッカーシズムによって行われたレッドパージなどもその一例であり、かたや現代、中共が国内で起こしているチベット・ウイグルの問題然り、政権によって行われるものを「白」と定義する。

では赤い貴族と白い乞食とは何か?
双方とも一般的にイメージされる構図とは逆である。
だがこの現象が戦後世界において次々と生じている現象である為、とりあげてみたい。
まず国単位としてみてみよう。
米国
世界一の覇権国としてパクスアメリカーナを豪語しているが、実態はどうか?
国際利権を得ようと、既得権を死守しようと各国の紛争に介入し、兵器を売りつける。
挙句の果てに各国を巻き込み戦争三昧。
一方国内では失政と斜陽産業からの貧しい白人が激増し、二重の意味で「白い」乞食が増殖。
中共
ソ連崩壊後、共産党支配する最大の国家、だが実態は賄賂蔓延り金権主義の土壌の上で米国を凌駕する勢いで資本主義をも取り入れ、一路一帯で世界覇権ももくろむ。
産業・市場はおろか、第三世界には貸し剥がし前提の支援でゼニ漬け。
やってる事はもはや中世の貴族の商売そのものといっても過言ではない。
この二大国の例はおそらく誰もがすぐに想像できるためこの辺に留めておくとして、次は日本国内。

わが国における白とは何か?
君主制国家であるわが国は天皇陛下を頂点におくが、戦後日本の実態といえばどうか?
「天皇」と「憲法」の上に君臨する米国とその傀儡議会政治が実質的に国権を握っているという事はいうまでもない。
この「戦後保守」こそが「白」である。
もっと具体的にいえば、「自民党」そしてその周辺である。
利権の保守、トリクルダウンに引っかかりおこぼれを期待。ネットによる情報工作業。
中抜き構造。
国税からどれだけ補助金やらなんやらの名目でせしめる事だけに拘泥するこれを「乞食」といわずなんと言おう!
かたや、リベラルを気取る連中といえば、苦労の知らずの世間知らずが横文字並べたてたトンチキな政策を掲げ、「革命」を党是としているところすらも、当選するかはともかく、議席で覇をとらんとする気概なく、武力・暴力すらをも放棄し、己が既得権益の保守に走らんとする現状維持。
この貴族化した「アカ」教職にあたっては児童・生徒を「洗脳・思想教育」するならいざしらず、下半身沙汰を繰り返し、国歌・国旗に関し国家の禄を食みながら、単なる自己実現に奔走する始末。
教職に限らず、士業にも見受けられる現象でもあり、まさに蒙昧を越えた「~知らずの学級会」これが、「アカ」=「赤い貴族」の正体である。

このような逆転現象が起きてる今、われらを「右」だの「左」だの定義づけようとするのは判らなくも無い。
ある意味では正しいし、ある意味で間違っており、左右の問題では無くその上位に位置するのが超国家主義なのだ。
白でも赤でもない。
強いて言えば、黒が混じった濃褐色といえる。
だが、それすらも西洋・近代的な定義に基づいたものである。

令和3年11/10

bottom of page