超国家主義『民族の意志』同盟
十一・我々は福祉事業の大拡張を要求する。青少年の健全な育成および高齢者に対する環境整備
Q●現代は持てる者と持たざる者の経済格差が拡大している感がありますが?
A● 国家を担当する政府の唯一無二の役割は、国家国民を死守維持させることに尽きます。
その為には、内外にわたる準備を怠らぬ包括的国防体制を構築維持し続けること。そして健全国家を構成する国民の健全な生活を完全に保障すること。
衣食住の完備は基より国家へ奉仕するための青少年に対する教育技能の指導、更には美しい国土を維持する為の環境整備が不可欠です。
現在の自由競争という美名の下で放任されている代物は、まさに無軌道勝手な弱者イジメ社会であり、まるでライオンの檻にシマウマを入れている感があります。
国家に所属する土地などの社会資本は国家に属することは至極当然であり、そこに依拠する全国民の生命・財産は国家利益に侵食しない限り、 断固国家が保障することは当然と考えるものです。
これこそ、社会主義などという浅はかなイデオロギーでは断じてなく、 わが国悠久の伝統的な国家主義政策であると確信します。
ドイツ第二帝国のビスマルク宰相が世界で最初に国家による社会保険制度を完備しました。大本は戦争で残された遺族を国家がしっかりと面倒を見るシステムです。
現在わが国の国会では社会保障問題を政局にしていますが、 こんなことは国家としての方向性・指針が明白であれば当然それに付随してくるものであります。
それを社会保障だけを論じていること自体が本末転倒と言わねばなりません。敗戦国家=弱者であり続けて良いという国家像の下で、いったいどうして弱い国民を救済できるのでしょうか?
弱者が弱者を救済できる筈もなく、 弱者を救済できるのは強者の特権であることをはっきりと歴史から学ばねばなりません。
民族主義政権が樹立した場合の社会保障制度とは「失業率ゼロ。医療の無料化。老後・遺族・母子の生活保障。 労働環境の優遇整備」です。このようなシステムにおいては「国民の国家への奉仕・国家の国民への保障」という相互関係が存在することが不可欠なのです。
十二・我々は自然環境と人間の調和を要求する。
Q●近年の夏は世界各地で酷暑が観測されてます。自然が人間に対して警告を発しているように思いますが?
A●「我思う、ゆえに我あり」に代表される「人間優先の社会」の西洋価値観は、あらゆる環境破壊をもたらしてきたばかりか、ダーウィンの進化論に見られるかの如き進化の名の下にあらゆる近代白人種を頂点とした人種、階級、時代差別を惹起させてきたのです。
これこそ、侵略と虐殺を世界にばら撒き、現代のあらゆる紛争の原因を作ってきた思い上がった独善的思考に他ならないのです。
我々は、このような物質・兵器の力によってのみ台頭した白人帝国主義者の価値観を打倒しなければならないと考えています。
そして、人間はあらゆる環境の一員であるとした神道のあり方こそ、人類的危機を救済する普遍の価値観であると断じます。
近代西洋文明は人間優位の「驕り」思想です。
人間の快楽を「文明」とし、自然を「野蛮」と見下しているのです。
「俺様の地球だ」とばかりに欲望に任せて山を削り、海や川を埋めています。
戦争に明け暮れ、挙げ句の果ては身の程知らずにも核兵器を作って持て余す有様です。 このような所業は大自然から見れば所詮小猿の空騒ぎに過ぎないのです。
我々は今こそ自然に拝跪感謝する古来叡智神道に回帰せねばならないのです。