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二〇・以上のすべてを遂行するために我々は国家の強力なる中央集権の確立、全国家およびその組織一般の上に臨む政治的中央政府の絶対権威を要求する。
国会にとってかわる職能別議会の設立を要求する。

Q 何故中央政府の絶対権威と職能別議会が必要なのですか?
A 強力国家建設の為には「国防都市圏」構想が必要なのです。

我が運動の第一の主眼は、自主独立国家建設です。

ここで国防とは、外敵への備えのみならず、天災、疫病からの防衛も当然含まれることをはっきりと認識しなければならないのです。
戦後名目的繁栄の土台が、アメリカの下請けによるものである限り、アメリカの意向ひとつで我が国の盛衰が左右されることは、西暦1985年のプラザ合意、西暦2008年のリーマン・ショックを看破すれば容易に判明できます。

国民の生命・財産、そして国益主権を守護することは、天災であろうと外敵であろうと変わりは無いはずです。

また、戦争の降伏要件として、人口の25%の喪失が挙げられます。

すでに人口の25%が首都圏に集中する我が国では、首都圏直下の大地震あるいは強力核兵器攻撃一発により、瞬時に敗戦に陥ることになるわけです。
このような野放図な都市建設の上に真の繁栄は断固ありえません。

そこで主張したのが国防都市圏構想です。

これは、強力な中央集権政府の下に、全国を北海道・東北、関東、東京、中部、近畿、中四国、九州沖縄管区にわけ人口分散を図るもので、徴兵制による連隊駐屯地を中心とした人口配置が不可欠となります。
適正人口を維持した中で、天災・外敵に対する鉄道網、道路網、通信網を整備し、食糧自給自足経済、輸送費の簡素化を行い、資源の適正配分と格差是正をはかり、全体の繁栄を推進するものです。
民族の意志同盟は強烈な反議会主義を唱っています。

これは現今デモクラシーを金科玉条と崇めている議会主義を植民地議会であり、永田町に巣食うポツダム議会屋は保守革新を問わず対外屈伏の赤白の売国奴と断じ、これらを駆逐一掃しなければならないとするものです。
そもそも偉大歴史と文明を戴く我が国が、たかだか200年前に考案したアングロサクソン型議会制度に従わねばならぬ道理はないと確信するものです。故に議会の諮問機関化と職能別議会への再編を要求するのです。

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