超国家主義『民族の意志』同盟
政権交代代は、腐敗政党のたらいまわし
1・鳩山内閣の誕生について
9月16日に鳩山内閣が誕生しました。
腐敗しきった自民党政権を粉砕したことにより、今後の政局が大きく変動するきっかけを作ったことは大きな成果である。
しかしながらこれは近い将来到来する維新変革の前の些事に過ぎない。
すなわち、来るべき民族主義政権樹立のための露払いとして意義つけられるという意味だ。
対日奴隷化政策である戦後デモクラシーが、わが国民の心身をズタズタにし、生存さえ脅かすようになった現今、漸くその手先である自民党政権が国民の目の敵とされたことは、まさに遅いくらいだ。
既に以前から国民は自民党政権に対して見限っており。だが、4年前にペテン小泉純一郎が登場し、田中真紀子ともども発した「自民党をぶっこわす」の甘い言葉に乗せられ、国民は自民党自身の党内変革に騙されたと思って期待した。
だが郵政民営化しか趣味のない小泉が総選挙圧勝を受け法案を易々通過させるや否や、国民の疲弊を横目にさっさと政権を放擲したことに国民は唖然自失した!
正真正銘、騙されたことに気づいたわけだ!
そして幻想から覚めた国民の前で繰り広げられたのは、安倍・福田・麻生と続く一年ごとの政権たらいまわしという、これが政権政党なのかと見間違うほど漂流する無責任政治の醜態であった。
しかるに、国民は憂うこと無しに完全に自民党に見切りをつけ、その受け皿としてやむを得ず民主党を支持せざるを得なくなった。
これが今回の総選挙の結果に繋がったことは言を待たない。
勿論、小選挙区・比例代表並立選挙制度という、まったくまがい物のシステムによって一方へ大きく議席が流れることは、4年前と今回の選挙結果を比較すれば一目瞭然であろう。すなわち、政党別獲得票をみれば、自民党は前回2600万票、今回1880満票でマイナス720万票。かたや民主党は前回2100万票、今回2980万票でプラス880票。勝利したほうが300議席、敗者は100議席となっている。
すなわち、流動するたった800万票の行方によって一方的な勝利が約束されるという図式が当然とされる欺瞞がある。
現に今回総選挙の民主党の獲得率は40・9%しかないことを明確に自覚すべきであろう。
だが、政権交代というお題目によって、なにやら民主党がまったく新しい運動を実施するかのごとき風潮があるがそれはとんでもない錯覚である。
その中身は自民党とも同じ土俵の戦後デモクラシーに立脚した既存政党であることに何ら変わらないし戦後わが国の「民主主義」「自由主義」「平和」を無条件に信奉する戦後デモクラシー信奉者であることは自民党はじめ永田町のほかの住人とまったく変わらない。
しかるに、この間違った戦後価値観の延長線上に位置し、これを踏襲する者が一体何を変化させようというのか?
議席の三分の二以上を獲得することは、まさに多数決原理の議会制民主主義に照らせば
「数の論理」によって憲法改正、核武装・自主国防、治安法など堂々と驀進でくるはずである。
しかしながら今回のマニフェストに示されているは、まったくの些事行政管理事項に過ぎないではないか!
2・政治の真の目的とは
「年金是正」「高速道路無料化」「公共事業是正」「脱官僚」など
国政の目的とは、国家の方向性をはっきりと国民に指示することであり、それが出来ていないということ自体、戦後日本はいまだに植民地から抜け出せないことを明確に示している!
すなわち、政治の目的は国家の維持発展であり、そのために全国民の「衣食住」「健康」を国家保障し、さらには外敵から祖国と国民の生命を断乎守護することにほかならない!
この政治の最低条件事項すら出来る出来ないなど論争していること自体、もはや何をしているのか!
既にわが国が「植民地的」狭隘視点に陥っているといっても過言ではない!
もはや日米安保条約により米軍政下に置かれ手足をもがれているわが国においては、独立主権国家としての機能はできず、無為無策を身上とするポツダム議会屋は、党利党略・私利私欲に明け暮れてきた。
畢竟、国家は霧散し、国民は流浪することとなった!
現今の腐敗混迷の元凶、対米隷属金融経済の付けが、わが国金融経済の破綻を惹起してきたことは当然の帰結である。
ならば、現今政治が追及しなければならない唯一無二の事項は、真の独立主権国家の建設とわが国の世界史的使命を追及することにあるのだ。
わが国が真の独立主権国家たれば、
「己の国土国民を自分で守る!作る!発言する!」
は当然のことであり、わが国益を守護発展するためには外敵を駆逐し世界へ飛翔する意志と力を拡充し続けねばならない。
これらから、いまだわが国が日米安保条約の軍政下に隷属し、独立主権国家としての責務を追及しない道楽政治に明け暮れている為、畢竟、わが国が外国勢力から圧力を受け、外国動向によって国内政経が激しく動揺してしまうのである。
3・危機に猶予はあり得ない
民主党はバラク・オバマ大統領を真似てハネムーン期間の猶予を要求しているようだが。民主党も次の総選挙まで最大4年の猶予があるようだが、劇的変化を要求し、瞬時の転換と成果を民主党に期待する国民大衆は、長くて半年の忍耐しか持ち合わせていないであろう。
もともと戦後価値観を否定する側にいない民主党は、自らの依拠する戦後デモクラシーを覆滅することなど努々考えていないし、ましてやこの大転換の激動に飛び込む勇気も覇気も持ち合わせていない。
ならば、民主党の命脈が尽きるのに時間はかからない。
ましてや自民党が再び政権の座につくことを許すほど、歴史は甘くないのだ。
民主党、自民党はじめとする戦後永田町政治自体に見切りをつける日が既にそこまできている!
もはや既存の政党政治では既存腐敗を打破できないことが明白となり、既存のシステム、既存の価値観を否定する過激なまでの世界観政党による直接行動に支持が集まることは歴史が証明している!
いよいよ、戦後価値観に毒された者からみれば、非常識が常識に置き換わることに驚愕することであろう。
いまや、国家存亡の危機状態にあり、維新変革前夜といっても過言ではないのだ!
わが国を永久の敗戦国家にし続ける外敵に頭を撫でられるような売国奴に国政を任せているわけには断じていかない!
より過激に、より明確にわが国家主義を高らかに謳う、真の国家主義者・民族主義者が颯爽と歴史上に姿を現し、瞬時に権力を奪取する日が近いことを、いまもって宣言しておく。