超国家主義『民族の意志』同盟
われらが反議会主義とは何か
1・四年ごとのデマ
今年は選挙の年といわれている。
またぞろ200年ごとに孵化して地上に出てくる蝶の如くできるだけ煌びやかな衣裳に身を纏い爽やかに舞う姿が街頭のあちこちで嫌というほど見受けられることであろう。
何かが変わるか?
おそらく一人の候補者も本気で社会そのものを変える意志も本気度も持ち合わせていないだろう。
そこには、現今社会の置かれている歴史的位置付け、そして日本の世界史的使命に基づく世界観が不可欠となるからだ。
民族の意志同盟は強烈な反議会主義を唱っている。
これは現今デモクラシーを金科玉条と崇めている議会主義を植民地議会であり、永田町に巣くうポツダム議会屋は保守革新問わず対外屈伏の赤白の売国奴と断じ、これらを駆逐一掃しなければならないとするものである!
そもそも偉大歴史と文明を戴くわが国がたかだか200年前に考案したアングロサクソン型議会制度に従わねばならぬ道理はないと確信するものである。
2・反議会主義の前提
その前提として指摘しておかねばならないことは、現今世界の常識と錯覚している政治経済システムやイデオロギー価値観は、すべからく白人帝国主義者どもによる有色人種侵略殺戮の傷跡に他ならないという事実である!
アジア・アフリカ等有色人種の凄惨な犠牲の上に立脚した白人優越主義の「近代・西洋・キリスト教」文明こそ、近代のあらゆる世界戦乱の元凶であり、今尚無益な紛争を惹起させているのである。
白人帝国主義者はおのれ自身を文明人と自惚れ、価値観の異なる異教徒や有色人種をすべからく野蛮人ないしは非人として唾棄抹殺してきた。
そもそもユーラシアの西端半島に位置し大イスラムに陸路を塞がれ偏狭世界観しか持ち得なかった低能ヨーロッパ人が大世界の多様な文化慣習など理解できるはずもなく、西暦15世紀の大航海で遭遇した未知の世界に恐怖しおのれの価値観を押しつけたのである。即ち、原始宗教は邪教、東洋的政治体制は専制であると畏怖し蔑んできた。
特にアングロサクソン独自の政治支配体制であるはずの議会制政党政治を模倣しようとする思考こそ、いち早くアフリカ奴隷を酷使して産業革命を行ったことで世界に先駆けて近代兵器と蒸気軍艦を保持し七つの海を制覇した大英帝国の世界侵略主義に与するか屈伏したものに他ならない!
3・明治近代化の日本精神
翻ってわが国。西暦1840年のアヘン戦争で清朝支那がイギリスに一蹴され犬以下の屈辱支配されるを直視した高杉晋作らが鬼畜欧米の東亜纂奪に危機感を抱き明治維新を断行した。
この新国家建設にあたり最大眼目は列強に認められ伍していく独立維持にあった。
当時としては止むに止まれぬ所業であったが「近代国家」建設は必然、英独強大国からの「議会・憲法」制度の模倣・吸収にあった。だが大元帥であられる天皇陛下のご存在、強力軍隊の存在でわが国独自の文化・主張を打ち出すことが可能であったのだ。
4・魂なき近代国家日本
ところが大東亜戦争敗戦後、形だけを模倣・吸収しただけのはずだった「近代国家」形態は、占領軍と彼らに手を貸す売国奴により、その精神までも売り渡してしまったのだ!
即ち、アングロサクソン型レールが敷かれている近代日本において、まだ日本独自の色が残されていた軍隊、憲民刑法、農地、経済そして教育を解体改竄されたのを皮きりに、その後次々と非武装侵略が行われているのである。銀行の統廃合による護送船団方式経済システムの解体、規制緩和・民間移行の名による国家不信増進と外国資本への降伏、優良企業の外資売却などはすべて、非白人による白人型統治システムのなれの果ての感があるではないか!
いま血も流さずに平和を叫び自由を満喫するも良いだろう。
選挙を一種のショーと楽しむのも結構だろう。
だが近代の延長線上にわが国が置かれている事象に安穏とし、多少の不平不満はあるがやはり現今社会こそが最良だなどと無為無策を決め込むのであれば、名実ともに祖国日本は奴隷の地と化すは火を見るより明らかであろう。
諸君!
いまこそ現今あらゆる価値観への疑問を引き起こせ!
疑問を自ら飲み込むは老人の臆病であり、疑問を悉く吐き出すは青年の勇気であることを自覚せよ!