超国家主義『民族の意志』同盟
北方領土は全千島・樺太である
日露戦争の結果、わが国は全千島・南樺太を堂々と領有することとなり、私共はこの版図を当然のわが領土として主張するものです。
ところが、わが国亡国政府は、日露間に存在する領土問題として、北方四島のみの返還を求める愚を犯しています。
その論拠として、
①西暦1855年日露通好条約による国境線で北方四島が日本固有の領土として日露間で容認された。
②1951年サンフランシスコ条約で放棄した千島列島には四島は含まれていない。
とするものですが、このような生半可な対露融和政策では自存自立することは断じて出来ません。
私共はこのような傀儡政府の国益放棄を断固糾弾するものであり、当然の主張は「全千島・南樺太」に他ありません。
それは、第一に、日本は1613年に樺太を、1635年千島列島を既に実効支配していました。
第二に、ロシアの不法占領の根拠は英米露ヤルタ条約密約であり、国際法上意味をなさない違法行為であること。
第三に、千島樺太を放棄したサンフランシスコ条約に旧ソ連(現ロシア)は参加しておらず、未だにそこは未帰属だが、カイロ宣言の「領土不拡大」「国境不変更」の原則により、わが国に当然に帰属されるべきものだからです。
更に日露通好条約、交換条約は、幕末維新の動乱期に乗じて強圧ロシアの恫喝に屈服した屈辱条約であり、千島樺太を奪還すべきと主張するが、譲ってもポーツマス条約が日露国境の根拠であることは間違いの無いことです。
神聖なる領土を妥協の道具にする国家は国家の主権も国民も守護できるはずもなく、その堕落した国家運営はみずからを滅亡へと導くことは間違いのない歴史的事象です。
故に、我々は断固譲ることの出来ない領土問題を鑑みる時、ポーツマス条約の歴史的意義を再確認しなければなりません。
ここで締結の9月5日を「全千島・樺太奪還の日」として領土問題の原点とするとともに、この9・5日露戦勝の日を、民族の自尊心を復興させる意義ある記念日として位置付けねばなりません。
勿論、理不尽な侵略行為には、それに相応する鉄槌を下すことは当然です。
わが同盟はこれら千島樺太が「話し合い」や「妥協」によって「返還」されるとは思っていません。今尚白人帝国主義に神聖な祖国を占領支配されていることは、断じて許してはならない民族的屈辱であり、わが国歴史の汚点です。
領土は常に力で奪還するものであり、「失地回復」の屈辱汚名が、近い将来、必ずや、わが国をして、強力な国家として世界史に登場し、軍事的にロシアの近代侵略史を根こそぎ打倒し、千島樺太のみならず、シベリアから白人ロシアを駆逐するであろうことは、わが天賦された世界史的使命の見地からはっきりと明言しておかねばななりません。