超国家主義『民族の意志』同盟
真の維新と世界観政党
今年戦後72年になり過去にも様々な変化がありましたが、結局は戦後体制は何も変わっていません。
すなわち、未だに戦勝国と敗戦国が明確に区分された世界秩序が「平和」の名の基に維持されているのです。
簡潔に言えば、「日独の犠牲の上に立脚した戦勝国支配の世界秩序」です。
しかし、世界の中でこのおぞましい世界秩序を最も歓迎し永劫維持したいと熱望しているのが、 他ならぬわが国であるという摩訶不思議。
祖国の独立も主権すら空念仏の戦後デモクラシー、日米安保条約による米国軍制下に組み敷かれた惨めな植民地の姿が横たわっているのです。
トランプ氏が「世界の警察官」放棄を発言するや否や、その一挙手一投足に「日本はどうなる?」と朝野挙げて連日大騒ぎ。
すかざず安倍首相は、昨年12月に米国に立ち寄りまだ就任もしていないトランプ詣でする始末。
「世界で最初にトランプ氏に面談した首脳」「日米同盟はいままで通り堅持」などと自画自賛、安倍の太鼓持ちも「よくやった」と賞賛するバカ騒ぎ。
まさに宗主国にぬかずく朝貢外交そのものです。
いまから千四百年前、時のわが国摂政聖徳太子が「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」と当時世界が靡いた隋帝国の場帝に対し一 歩も引けをとらずに堂々と自主外交を行ったことと対比するまでもなく、戦後日本は同じ国とは思えぬ情け無さ!
トランプ氏が「アメリカ第一」を叫ぼうが、各国で盛り上がっている排外主義もまったく驚くに値しません。
逆に、何故自国第一を発していけないのか?
自国が最優秀、最強でありたいと思って何で批判されるのか?
トランプ氏や各国排外主義の言動の根底にあるのは、自国の国益や国民生活を守らずして何ゆえ外国(人) を顧慮するのか!そんな余裕などないということです。
どんな手を使っても自国益と自国民を最優先に考え行動すべき立場にあるのがその国のリーダーの使命であります。
それを断行する為に断固不可欠なものこそ「自主独立精神」に他なりません。
すなわち「自分で判断し、自分で決断行動し、自分で責任をとる」意欲と不撓不屈の覚悟持たずしてどうして国政を司どれようか!
より具体的に言えば、「国民生命を維持する=衣食住の完備=自給自足経済体制」「外国・ 天災から国民財産生命を守る=自主国防体制」「民族の栄光の過去・現在・未来 (伝統・歴史・文化)を正しく継承する=民族主義の発揚」は偉大民族のリーダーであれば当然の責務であります。
更に特に皇紀二千六百七十七年皇統連綿の国史を奉戴するわが大日本は、その国体の護持を至高せずして断固成り立たぬを強烈に再考すべきであります。
残念ながら戦後わが国は一貫して「国体破壊・国史否定・国益放棄」の三大亡国路線に狂奔しています。
その元凶こそアメリカ西側陣営の傀儡自民党と共産主義陣営の傀儡社共民進党であります。
いまや共産主義マジックのネタばれ、民主党政権の想定内の余りにも酷い無謀自壊によって、辟易とした国民が消去法によって自民党の再登場となったことは周知の事実であります。
西暦一九五五年、ソ連邦の強力工作で日 本に統一社会党が出現したことに驚愕したアメリカが、CIAと大金を使い自由党・日本民主党合同させたアメリカの傀儡勢力こそ、現在の自由民主党に他ならないのです。
これら外国勢力によって作られた傀儡勢力がいくら「保守」「革新」を叫ぼうが、双方共に外国に魂を売り渡した売国勢力であることには変わりなく、先述した如くわが国を永久の敗戦国家状態にする維持装置に他なりません。
戦後わが国の政党を鑑みれば常に離合集散の繰り返し、またぞろ政治改革や政界再編を叫ぶも同じ人物が衣を変えるだけ。
更には近年「維新」の名を付けるも本来の維新とは似ても似つかない既成政党が出現する始末。
何故ならこれら現出する全ての政党や政治運動は、戦後価値観を基本的に容認しており、彼らの言う「改革」「維新」とは今の流れに沿った修正主義に過ぎないのです。歴史を鑑みれば、江戸徳川幕府時代の「享保、寛政、天保」の三大改革をいくら評価賞賛しようが、畢竟その目的はあくまでも徳川政権の維持強化であったのです。
徳川支配体制打倒にはその旧弊価値観を土台から根こそぎ覆滅しなければなりませんでした。
二百六十七年目にして遂に徳川幕府を武力で捻じ伏せた政治変革こそ、維新と呼ぶものであることを明記せねばならないのです。
わが同盟は、大化の改新、建武の中興、明治維新に続く「第四の維新」を常々主唱しておりますが、その原動推進力として世界観政党の建設を挙げています。
この世界観政党こそ既存政治価値観を合 法・非合法問わず複滅する大衆運動体となるものです。
議会主義を粉砕する為に議会に登場する合法選挙戦線、院内だけはなく街頭を制圧する非合法含めた直截戦線、近代・西洋・キリスト教文明の白人帝国主義価値観を超克する神道精神に則った新文明闘争。
以上のあらゆる手段を駆使する次元政治運動体にほかなりません。
歴史的にも「有色人種の英 雄・東洋の光輝」として燦然と輝くわが国こそ、共同体思想の下で全人類を統率できる唯一の民族として天命を担って世界に登場せねばなりません。
外国勢力 の足元にひれ伏し安楽死することはできないのです!
戦後内外に亘る対日鉄 鎖を打ち破り、いまこそ真の独立主権国家を建設し偉大民族日本の再興を急がねばならない。
世界の安寧と人類共存共栄の為にも、敢えて暴力を、敢えて戦争を厭わぬ政治を主張せねばならないのです!